新社会人力検定とは

グローバル人材に要求されるスキル

【理由1】 タブー 「頑張ります!」「大丈夫です!」

海外ビジネスの現場では、国内以上に論理的な思考が求められます。
「 提案 → 受理 → 具体的な結果(解決・発注等) 」

 提案は、受入れられなければ、相手の具体的な行動を引き起こすことができません。つまり、あなたが業務を通じて発生する問題に対して解決のアイデアをいくら提案したとしても、それを相手が評価し、受け入れられなければ意味がありません。

 それでは、相手に受け入れられるためには、何が必要でしょうか。それは、先輩上司や同僚、クライアントなど、他者から見て納得できる“論理性”が貴方のアイデアにあるかどうかです。論理性があるとは、「題材の前後がつじつまに合っていること(A→B、B→C、ゆえにA=C)」、プラス「客観的なデータに基づいて話されていること」です。

論理性を持ち、アイデアを成果にしていく問題解決力を身に付けていくためには、「数学脳」を鍛えることです。「数学脳」とは、学生時代に学んだような「公式を暗記し、問題を解くこと」ではありません。物事を論理的に、客観的事実にもとづいて解決できる考え方のことです。

数学脳が弱い人、強い人

 例えば、営業マンについて言えば、月5件の受注が目標だとします。「数学脳」が乏しい人は、「月5件の受注に向けて、とにかく一生懸命頑張ろう!」となりがちです。しかし、いくら意気込んだとしても、全く説得力がありません。
 一方、「数学脳」がある人であれば、結論を導くプロセスを論理的に説明することができます。例えば、アポイントから受注するまでの割合が、およそ10%であるとすると、今月受注を5件取るためには、少なくとも50件のアポイントがなければいけないと判断します。月50件のアポイントを営業日の20日で考えると、1日当たり2.5件のアポイントが必要であることが分かります。さらに、アポイントを獲得するために電話をかけるのであれば、電話でのアポ獲得率を設定し(ここでは仮に10%と設定する)、50件のアポを取るためには、500件の電話が必要となります。つまり、1日当たり25件です。非常にざっくりとですが、「数学脳」がある営業マンは、月5件の受注目標を達成するために、1日25件の電話、2~3件のアポイントをするということになります。
 営業会議で、ひたすら「とにかく一生懸命頑張ります!」という営業マンと具体的な客観的データで話す営業マンとでは、どちらが安定的に成果を上げる可能性が高いかは一目瞭然ですよね。

 上記のような場面は、実際によくあるシチュエーションです。そうした中で、「数学脳」を駆使し、相手を納得させることができる力を身に付けることは、社会人として一歩抜きん出るためにも有効なのです。
 そして、こうした「数学脳」という左脳的思考法は、時代がどのように変わったとしても、永続的にあなたの力になるでしょう。

【理由2】 仕事は、「聞ける」「話せる」「受け入れられる」が大前提

 仕事は一人でできるものではありません。どんな仕事でも、複数の人たちと、ときにはお客様とも共同しながら、目的の達成に向けて進めていきます。つまり、本当に“仕事ができる人”というのは、前出の問題解決力があるだけでなく、上司・先輩、同僚、クライアントといった対人関係をスムースに進められる能力(右脳的思考法)に秀でています。

 プレゼンテーションやコーチング、リーダシップといったスキルアップ系の自己啓発が盛んですが、コミュニケーション能力がそもそもベースになければ、本末転倒です。

   とりわけ今後、海外のビジネスパートナーとコミュニケーションをスムースに進めなければなりません。単に英語のペーパーテストで良い点を取れるのではなく、海外ビジネスの実践的な場で“使える”ことが重要なのです。企業は今、そのような人材が欲しいのです。

コミュニケーション能力が低い人、高い人

海外ビジネスの実践的場面でのコミュニケーションをスムースに進めるために必要なことは、次のような事柄です。

 上記の項目は、海外に展開する多くの企業が重視する内容です。
本質的なコミュニケーション能力を身につけ、グローバル人材としての基礎力を高めてください。